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「HGUCジム?」サンプルレポート(その1)

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*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。
 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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 HGUCジム?のサンプルが届きました。今回はいつも通り、箱絵やランナーの画像をお送りします。

 サンプルですが、すでに製品と同様の箱になっています。「機動戦士Zガンダム」冒頭の一場面をイメージした箱絵です。


 説明書の表紙です。

 ここからはランナーなどの画像です。実物大に近いサイズになっているはずです。

 多色成型の「A」ランナー。「HGUCジム?」とは一部が異なりますが、基本的には同じランナーです。タグの刻印も「HGUCジム?」ですね。


 「B」ランナー。こちらもジム?と共通ですが、シールド表面のパーツだけでランナーが構成されています。


 「C1」ランナー。このランナーもジム?との共通部分が多いです。


 「C2」ランナー。 


 「D1」ランナー。こちらはジム?専用のランナーです。


 「D2」ランナー。


 すっかりおなじみの「PC-001」ポリキャップです。


 サーベルのビーム刃は「SB6」です。クリアーイエローの成形色のビーム刃は貴重ですねぇ。


 付属のシールはマーキング用のテトロンシールです。カメラ部分の水色や首のグレー部分も一緒に印刷されています。 

 さて、筆者が個人的に気になっていた部分ですが…
 
 試作品の写真を見た時から、すねがかなり長い印象がありました(設定画との比較以外にHGUCジム?と比較しても)。今回初めてジム?とのすねの長さを比べることができましたが、実際にはほとんど長さの差はありません。
 ひざ関節下側のポリキャップ受けと足首関節のポリキャップ受けとの間隔は、ジム?の方が若干長い(目分量で約1?)ですが、足首関節のパーツが異なるため、現時点ではジム?の方が脚が長いとは言い切れません。
 今後の続報をお待ちください。

 次回から組み立てに入ります。お楽しみに!
 
 *エプロンさんの模型製作日記にて「MGガンダムサンドロックEW」のサンプルレポートが公開される予定です。ぜひ見に行ってくださいね!

「HGUCジム?」サンプルレポート(その2)

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*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。
 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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 今回はHGUCジム?の上半身の組み立てをお送りします。

 胸部とバックパックを構成するパーツ群です。胸部本体はジム?と共通パーツで、バックパックはジム?専用パーツです。


 ジム?と同様、肩関節基部には前方にスイング可能なポリキャップが採用されています。 

 
 完成した胸部です。前から見るとジム?の色違いといった印象ですが、後ろから見るとほとんど別物です。
 バックパックはジム改のものより厚みがあり、スラスターノズルも若干大きいので、とりあえずジム改には推力で勝りそうに見えます。「ジム改よりも高性能なのかな? でも、やっぱりジムカスタムやクゥエルよりは弱そう…(←個人的感想です)」という微妙な立場のジム?のキャラクター性を上手く表現していると思います。 

 次は頭部です。

 頭部を構成するのは4つのパーツで、最近のキットとしては少ないです。


 目のカメラ部分などの内部メカは顔面のパーツに彫り込まれています。なかなかの男前だと思います。

 
 写真左:完成した頭部。クリアーグリーンのバイザーがキレイです。今回は塗っていませんが、バイザー内のメカはシルバーなどで塗装すると見栄えが良くなります。
 *バイザーは顔面にかぶせるようにして取り付けますが、一度はめ込んでしまうとなかなか取り外せません。気を付けましょう。
 写真右:ヘルメット後頭部の下端が下に向かって長く伸びたデザインのため、あまり上を向くことができません。
 
 三世代のジムの頭部比較。右から初代ジム、ジム?、ジム?です。
 *初代ジムのヘルメット下端は少し削って顔が小さくなるようにしてあります。



 どんどん頭が小さくなっていますねぇ。ジム?の頭部はどちらかというと初代ジムに近いサイズです。 

 次は腕です。

 右腕を構成するパーツ群です。ほぼ左右共通です。


 最近のHGクラスのキットと同様のパーツ構成です。


 ひじ関節は二重関節で、よく曲がります。


 ただし、ちょっと難点が…。関節の曲げ具合によっては、ひじの丸いパーツ(通称:マルイチ)の位置が不自然に見えてしまいます。どちらかというと、写真左側のような状態に曲げた方がマシかなぁと思います。


 ひじ関節部は見栄えよりも可動を優先した構成になっていると思います。その分、可動性能は優秀です。
 それにしても、どんなポーズを取っているのか分かりにくい写真……(汗)。


 次回は下半身&武器類の組み立てです。お楽しみに!















「HGUCジム?」サンプルレポート(その3)

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*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。
 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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 今回はHGUCジム?のサンプルレポート最終回、下半身の組み立てと武器についてをお送りします。

 足を構成するパーツ群です。ジム?と色違いの共通パーツで、左右共通です。


 完成した足。スリッパをはいた足のような可動部も健在です。


 脚を構成するパーツ群です。全て左右共通パーツで、太もも上部の関節ブロックの向きで右脚か左脚かを決定します。


 外装パーツは一部異なりますが、基本的にはジム?と同じです。HGUCパワードジムとジム改との関係に似ています。


 ひざは二重関節、足首の可動範囲も広いです。


 足首関節の横方向への可動範囲はこれぐらいです。ボールジョイントを引き抜き気味にすると、もう少し可動範囲が広くなります。



 腰部を構成するパーツ群です。こちらもジム?と共通です。



 股関節はおなじみの3軸可動式で、股関節基部は回転可能です。「バンダイ アクションベース」に対応する穴も開いています。

完成したジム?本体。


 旧キットに比べるとかなり強そうな、シャープな造形です。


 「サンプルレポート(その1)」でチラッと話題にした、ジム?との脚の長さの違いですが、ほとんど同じ長さでした。


 今回の製作では貼っていませんが、付属のマーキングシールには連邦軍・ティターンズ・エゥーゴ・トリントン基地のマークが入っています。さらに、胸正面の襟とコクピットブロックとの間の「-GM-」のロゴも入っています。このロゴは貴重ですねぇ♪


 次は武器類を構成するパーツ群です。ビームサーベルの柄以外はジム?の基本武装と共通です。
 組み立て後の武器類の写真を撮り忘れてしまいました…(汗)。まあ、ジム?とほぼ同じということで…。m(− −)m

 ところで、剣時さんからご質問のあった「黄色のサーベルはAGEのUEに流用できますかね?」の件ですが…

 無加工でバッチリ流用できます。1本余りますので、ぜひガフランに取り付けましょう♪



 武器を装備した状態の正面と後ろ姿。



 ジム?といえば、やられ役のイメージがありますので、ポーズ付けもなんとなく弱そうな雰囲気に…(笑)。

 最後に、旧キットの箱絵のイメージで…。
 
 
 HGUCジム?と多くのパーツを共通とするキットですが、ジム?との違いはキッチリ再現されてあり、ほとんど別の機体に仕上がっています。成形色がキレイで、新規パーツのエッジやモールドもシャープで品質感が高いです。マーキングシールも豊富に入っていますので、カラーリングをいろいろと楽しむことができると思います。
 ややすねが長く太ももが短いプロポーションですが、見慣れるとけっこうカッコ良いですよ〜♪ 
 以上、HGUCジム?のサンプルレポートでした。

 *エプロンさんが「MGガンダムサンドロックEW」のサンプルレポートを更新していますので、ぜひ見に行ってくださいね〜!

 *HGUCジム?について「ひじのマルイチが…」「カトキスリッパが…」と思っている方もいらっしゃると思います。こちらに簡単な解決法を紹介していますので、気になる方はご覧ください。また、HGUCジム三世代の比較写真やジム?のパーツでエゥーゴカラーを再現した写真がこちらにありますよ♪ 

ツイッター始めました

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 以前、「ツイッター的な短い記事を始めます」と言っておきながら、不発に終わってしまったことがありました。どうも記事を書くスペースがたくさんあると、文章もたくさん書かないといけないような気がして、結局は普通の記事と変わらないボリュームになってしまったからです。
 それでも記事にするほどではない小さい話を書く場所が欲しくなってきました。そこでこのたびツイッターを始めることにしました。いざ始めてみると、案外気楽に書き込めるものだということが分かりました。
 まだツイッターがどういうシステムなのか理解しきれていない状態で、こちらにリンクを貼っても良いものかも分かっていないですが、発見された方はどうぞよろしくお願いいたします。m(− −)m

「RG フリーダムガンダム」サンプルレポート(その1)

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*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。
 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
m(− −)m

















*よくあるご質問
 ・「このキットは何分の1スケールですか?」:1/144スケールです。
 ・「値段はいくらですか?」:予価2625円(税込み)です。
 ・「いつ発売されますか」:2011年11月19日前後に発売される予定です。
 ・「発売前にどうやって入手したんですか?」:記事内で紹介するキットはバンダイプロショップ加盟店の展示用のサンプルです。

 まずは箱絵と説明書の表紙から…。

 箱絵。RGシリーズ恒例の、顔アップと全身像のCGイラストです。


 説明書の表紙。


 説明書の裏側。マーキングの貼り位置の説明図になっています。

 それではランナーの画像です。

 「A」ランナー。


 「B」ランナー。「アドバンスドMSジョイント」です。「RG エールストライクガンダム」のものとは違うようです。


 「C」ランナー。 


 「D」ランナー。 


 「E1」ランナー。


 「E2」ランナー。


 「F1」ランナー。


 「F2」ランナー。


 「G」ランナー。


 サーベル刃の「SB1」ランナー。  

 このキットにはマーキング用の「リアリスティックデカール」が2枚入っています。

 いつも通り、金属箔部分がキレイです。ザフト軍用とエターナル用のマーキングが付属しています。 


 こちらにも金属箔部分があります。

 *当ブログでは載せられない大きめの画像を「かめっチの模型秘密道場」に掲載しています。ぜひ見に来てくださいね!

 *エプロンさんの方では「HG ガンダムAGE−1タイタス」と「HG ジェノアスカスタム」のサンプルレポートをお送りする予定です。お楽しみに!

 次回から組み立てに入ります。お楽しみに!

 

「RG フリーダムガンダム」サンプルレポート(その2)

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*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。
 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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*よくあるご質問
 ・「このキットは何分の1スケールですか?」:1/144スケールです。
 ・「値段はいくらですか?」:予価2625円(税込み)です。
 ・「いつ発売されますか」:2011年11月19日前後に発売される予定です。
 ・「発売前にどうやって入手したんですか?」:記事内で紹介するキットはバンダイプロショップ加盟店の展示用のサンプルです。

 それでは組み立てに入ります。説明書の順番どおり、まずは脚部の組み立てから…。

 足を構成するパーツ群、左右共通です。


 説明書の図に書かれている番号の順で装甲パーツを「アドバンスドMSジョイント」の足フレームに取り付けていきます。装甲パーツのゲート処理さえ済めば、後はパズルのようにパチパチと組み立てが進むのが良いです。 


 組み立てが終わった足。
 

 アンクルアーマーは、アキレス腱にあたる部分に接続されています。基本的には他のRGキットと同様の構造です。


 右脚を構成するパーツ群です。太もも関連の外装パーツ以外は、左右共通パーツです。

 
 簡単な組み立て工程で、複雑な可動をこなす脚部フレームが完成するのは、やはりスゴいと思います。 


 組み立てが終わった両脚。HGキットに比べると、スリムな脚だと思います。 


 ふくらはぎのスラスターカバーはもちろん、スラスターノズルも可動します。写真では分かりにくいですが…(汗)。


 ひざは二重関節で、関節の動きに連動して太もも前面・ひざ上部・ひざ下部の装甲がスライド移動します。また、すねの途中にも関節があり、すね正面の装甲が連動スライドします。


 とにかくよく曲がります。


 足首の前後方向への可動範囲はこれぐらいです。すね前面の装甲の位置関係にも注意してご覧ください。


 足首の横方向への可動範囲はこれぐらいです。「ガンダムSEED」でおなじみの、脚を左右に大きく開いたポーズに対応するにはやや可動範囲が狭そうに見えますが、わりと大丈夫です。これについては後ほど…。


 腰部を構成するパーツ群です。この時点では、腰部両サイドのレール砲関連のパーツは登場しません。

 
 腰フレームには股関節軸を上下に移動させる可動部があります。この可動部の効果については、完成後に調べてみます。

 
 組み立てが終わった腰部です。腰前後のスカートアーマーは、フレームに一体成形された可動軸を装甲の表と裏のパーツで挟み込む構造になっているため、動かしている時に外れること(いわゆる「ポロリ」)はめったに無いと思います。 



 完成した下半身。HGキットよりもMGキットに近い雰囲気です。


 股関節が3軸可動になっているため、ボールジョイントよりも可動範囲が広く、足を外側に向けることができます。これにより、脚を大きく開いた状態でも接地性は良好です。そういえば、HGバスターガンダムは他のキットに比べてポージングの面で有利でしたねぇ。


 *エプロンさんの方では「HG ガンダムAGE−1タイタス」と「HG ジェノアスカスタム」のサンプルレポートを更新中です。ぜひ見に行ってくださいね!


 次回は上半身の組み立てをお送りする予定です。 

「RG フリーダムガンダム」サンプルレポート(その3)

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*重要なお知らせ:この記事は発売前にバンダイプロショップ加盟店に店頭展示用として提供されるサンプルキットを組み立てつつ詳細をレポートするものです。
 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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 今回は胸部と腕部の組み立てをお送りします。組み立てながら「バンダイさん、やりすぎでっせ!!(←ほめ言葉です)」と、思わず笑みがこぼれてしまうぐらいギミックが詰め込まれています。もはやMGフリーダムを超えているといっても過言ではないです。PG的というか、MGストライクフリーダムガンダムに近いというか…。
 それでいて、組み立ての難易度はHGとMGの中間といった感じにまとめられています。すごいキットです。

 注意:説明書の図を良く見て、図に書かれている順番どおりに組み立てましょう。一度パーツを取り付けると、組み間違えても分解するのが難しい場合があります。この状況には、ガンプラの組み立てに慣れている人の方が陥りやすいと思います。気をつけましょう(筆者は何度かやってしまいました:汗)。


 胸部を構成するパーツ群です。装甲パーツは細かく分割されています。

 
 写真左:組み立て途中の胸部。水色のウエスト上段装甲は、「パチっ」と音が鳴るまではめ込みます。この時、左右のはめ込み部分が両方ともきちんとはまっているかどうか確認しておきましょう。この後にウエスト下段の白いパーツをはめ込みますが、そのパーツをはめ込んだ後で青いパーツが斜めに付いているのに気付いても、修正は難しいです。
 写真右:背中側の装甲に、肩関節基部の上側をカバーする装甲と、背中の両サイドの小さいスラスターノズルを取り付けた状態です。装甲もスラスターノズルも可動式です。 

 
 首元や胸部ダクト周辺には細かいモールドが入っています。比較対照物が無ければ、もっと大きいスケールのキットの写真といってもバレないと思います。

 
 組み立てが終わった胸部。 


 胸部と腰部の間には、レール砲の取り付け基部フレームを挟み込みます。 


 ウエストの中段で上体を左右に傾けることができます。

 
 上体を反らしたり、屈めたりといったアクションにも対応可能です。


 コクピットハッチを開いた状態。残念ながら着座姿勢のパイロットフィギュアは付属していませんので、「ここにいたのか、キラ・ヤマト!?」という懐かしのCMを再現するのは無理です(笑:フリーダムガンダムの場合、セリフは違うものだったかも…)。



 MGキットに雰囲気は似ていますが、よりヒーローらしい体型になっていると思います。

 次は腕です。

 右腕を構成するパーツ群です。フレーム以外は左右共通パーツです。

 
 組み立て中の肩アーマー。腕への取り付け方式はMGクラスのキットでよく見る方式です(取り付け部分がC字型になっていますが)。


 肩アーマー先端のノズルは可動式です。 


 ランナーからパーツを切り取り、各部を指定のポジションに移動させると、腕フレームが完成します。


 腕の各装甲もパーツ分割がよく練られていて、合わせ目を消す必要がある場所はほとんどありません。 



 組み立てが終わった右腕。左腕も同様に組み立てます。


 ひじは二重関節で、よく曲がります。上腕の連動スライドは無いようですが…

 関節の曲げに応じて、ひじのシールド取り付け用フレームがせり出すようになっています。フレームと各部の位置関係をよく見てください。
 また、前腕の手首付近にも関節があります。


 今回はここまでです。次回は頭部の組み立てと、武器類の組み立ての前半をお送りする予定です。お楽しみに!


 「HGのミーティアには取り付けられますか?」とのご質問をいただきました。手元にミーティアが無いので確認はできませんが、説明書をネットで見た感じでは、ミーティア側の取り付け用アームのサイズがRGフリーダムに合えば、無改造でも取り付け可能だと思います。サイズが合わなくても、ちょっと手を加えれば合体できるのではないかと思います。 でもRGのディテールに合うようにミーティアをディテールアップしなければ、RGが浮いてしまうような気が…(汗)。 

「RG フリーダムガンダム」サンプルレポート(その4)

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 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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 今回は頭部と腰部レール砲の組み立て、そしてガンダム本体の可動範囲についてをお送りします。

 頭部を構成するパーツ群です。

  
 写真左:黄色い方のアンテナパーツは、目の透明パーツのベースも兼ねています。フリーダムガンダムの目は黄色なので、成形色を活かした仕上げも可能だと思います。
 写真右:マスクの「へ」の字スリットは開口されていて、ベースとなるパーツのダークグレー成形色がすき間から見えるようになっています。


 頭部のインナーパーツに各ブロックを取り付けます。
 目の部分にはRGではおなじみの「目だけ・目と黒い縁取り・黒い縁取りだけ」の3種類のシールが付属しています。筆者は透明パーツをダークグレーで塗装し、「目と黒い縁取り」のシールから目の部分だけをナイフで切り取ったものを貼りました。でも、目の部分も塗装した方が男前に仕上がると思います。
 マスクの両サイドのグレー部分はフレームと同じダークグレー成形色ですが、個人的に色が濃すぎると思ったので、もう少し薄いグレーで塗装しました。あと、頭頂部のカメラはガンダムマーカー「ガンダムメタブルー」で塗装しました。

 
 
 完成した頭部。MGキットではヘルメットの形状を含め丸顔にアレンジされていましたが、RGではよりフリーダムらしい形状になっていると思います。



 頭部を本体に取り付けた状態です。


 ガンダム本体が完成したところで、可動範囲を確認してみることにします。
 まずは股関節の移動機構から。

 「ガンダムのこんな姿は見たくもないなぁ(リュウさんの声で)」
 脚を大きく開くか取り外すなどして作業をしやすくしてから、黄色い線で囲ったロック部分を下に引き下げて解除します。 

 ロックを解除した状態です。 

 股関節基部を下に向かって回します。この可動部は保持力が高いので、いちいちロックを掛けたり解除するのが面倒な場合は、解除したままでも良いかもしれません。

 股関節を下げてからロックを掛けた状態です。

 
 股関節を下に下げることにより、レール砲基部のフレームと太もも上部との干渉が減るため、脚を大きく前に振り上げるようなポーズが取れるようになります。片ひざ立ちも、このようにできます。


 腰フロントスカートアーマーとの干渉がどれだけあるかを確認するため、あえて左脚をまっすぐ前にあげていますので、見る角度によっては不自然な姿勢に見えますが…。
 各スカートアーマーとの干渉を避けるように脚を上げれば、もっと自然な姿勢で片ひざ立ちさせることもできると思います。 


 あぐらで座らせることも可能です。足首周りの装甲があるため、少し傾きますけど(笑)。 


 肩関節基部は前後と上方向にスイング可能です。

 
 肩アーマーが大きいロボットプラモは腕を前に振り上げると、肩アーマーが下に回り込んで格好悪くなる場合が多いですが、このキットは肩関節基部の自由度が高いため、肩アーマーの向きを下げることなく腕を上げることができます。

 次は武器の組み立てです。

 右側の「クスィフィアス」レール砲を構成するパーツ群です。


 可動部のほとんどがABS樹脂製の軸や軸受けですので、小スケールながら保持力は高いです。


 レール砲の展開状態と収納状態。


 腰の両サイドに突き出たフレームにレール砲を取り付けます。


 レール砲の射撃形態。可動指タイプのハンドパーツを組み立てていないので、グリップは握らせていません。


 レール砲の基部は内外両方に傾けることが可能です。 



 レール砲を収納した状態です。これまでの全身写真ではオーソドックスなガンダム体型でしたが、腰の両サイドに長いスカート状のパーツが付いたため、シグーやディンに近いシルエットになりました。ガンダムでありながらザフト製であることを感じさせる、説得力のあるデザインだと思います。カッコイイぞ!!

 次回は武器類の組み立ての続きと翼の組み立てをお送りします。お楽しみに! 

「RG フリーダムガンダム」サンプルレポート(その5)

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 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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「バラエーナ」プラズマ収束ビーム砲を構成するパーツ群です。左右共通です。


 組み立てが終わったバラエーナ。きっちり色分けされています。



 この砲はピンク色の線で囲った部分と黄色線で囲った部分で別ブロックになっていて、「ハイマット・フルバースト」モード時には折れ曲がります。そのための可動部の軸はかなり細いので、取り扱いには気を付けましょう。翼に格納された状態から砲を引き出す時などは、ついつい砲口近くを持って動かしたくなりますが、軸から遠い部分をつかんで動かすと、軸に掛かる負担が大きくなります。軸が折れるのを防ぐため、できるだけ黄色線で囲った部分を持って動かすことをおすすめします。


 翼を構成するパーツ群です。HGキットと比べると、パーツ数も翼のサイズも形状もかなり違います。


 組み立て途中の翼。


 翼と砲の位置関係は、こんな感じです。




 完成した翼です。


 これはRG版のオリジナルギミックで、長い翼の濃紺色部分と青い部分が分割可動式になっています。


 翼の付け根のフレームは、「アドバンスドMSジョイント」の一体成形可動フレームです。
 組み立て終わった翼は、左右を間違えないように、目立たない場所に何らかの目印を付けておくことをおすすめします。


 大きくて複雑な翼に対して、バックパックはかなりコンパクトでシンプルな構成です。


 翼の付け根フレームを、バックパックの外装パーツで挟み込むようになっています。


 スラスターノズルの内側は、赤い部分も色分けされています。


 バックパック裏側のダクトも色分けされています。


 背中に翼を取り付けた状態です。大きくて重い翼が付きますので、手ぶらの状態では立たせるのがかなり難しくなります。できるだけ重心が前に来るように、足の位置バレない程度にが後ろに来るようにすると、なんとか立たせられます。


 手ぶらの状態で前から見た状態の写真を撮るのを忘れてしまいました(汗)。代わりに、次回掲載する予定だったフル装備の写真を掲載いたします。m(− −)m
 武器を持たせると、立たせるのは比較的楽になります。

 次回はサンプルレポート最終回、手持ち武器の組み立てについてをお送りします。

 *もう3X歳!さんからいただいたご質問「フリーダムにストライクの腕。MGで出来た遊びはこのキットでも可能なのでしょうか?」について:現在はどちらも手元に無い状態のため、確実にお答えすることはできませんが、フレームの構造に大きな違いは無いようですので、軸の径が同じであれば可能だと思います。ただし、軸の径が同じであっても多少は誤差があるかもしれませんので、差し替えた時に軸が細い方のキットの軸受けが広がり、元に戻した時に関節がゆるくなってしまう可能性はあると思います。



「RG フリーダムガンダム」サンプルレポート(最終回)

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 多分にネタバレを含みますので、「キットを手に入れて初めて知る感動」を失いたくない方は絶対に見ないでください。よろしくお願いいたします。
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 今回でサンプルレポートも最終回。手持ち武器類の組み立てをお送りします。

 手持ち武器その他を構成するパーツ群です。 


 「ラケルタ」ビームサーベル。同じものが2本付属します。


 「ラケルタ」は両腰の「クスィフィアス」レール砲の中央ブロックに取り付けられます。手で持たせる際に手のひらに差し込む板状突起を、レール砲の内側のくぼみにはめ込むようになっています。


 2本のサーベルを連結させた「アンビデクストラス・ハルバード」形態。ビーム刃のパーツが長い(もともと1/100キット用?)ので、全長は30?を超えます。柄の部分の連結部は、思ったよりしっかりと固定できます。


 「ルプス」ビームライフルは、カバーで隠れてしまう機関部にもディテールが入っています。ライフルのカバーは、青い部分まで色分けされています。


 フォアグリップが可動式、センサーのレンズ部は透明パーツです。

 
 ライフルは腰の後ろに取り付けられます。

 
 ハンドパーツは腕のフレームに一体成形されていた握り拳以外に、指が可動するタイプと右の銃持ち手、左の平手が付属します。ライフルをしっかり保持できるのがありがたいです。


 左の平手は表情が付いていて格好良いです。写真を撮りながら、フリーダムがジャスティスに手を差し伸べるシーンを思い出しましたが、逆向きだったかも…(汗)。 


 左平手の手首関節軸には上向きに角度が付いています。




 ラミネートアンチビームシールドは、裏側のグリップが差し替えでポジション変更可能、腕への取り付け基部は「アドバンスドMSジョイント」の一体成形可動フレームです。


 シールドはひじのジョイントと手持ち式グリップの2ヶ所でホールドします。


 写真左側:「バンダイ アクションベース2」に対応するためのジョイントパーツ。
 写真右側:1/144スケールのキラ・ヤマト。「RGエールストライクガンダム」付属のものとはポーズが違います。こちらの方がベテランパイロットっぽいですねぇ。


 フル装備状態の後ろ姿。


 翼を畳んだ状態での「バラエーナ」砲撃形態。


 フルバーストモード。


 ハイマット・フルバーストモードの背面。


 ハイマット・フルバーストモードの前面。1/144スケールでもこの状態で展示するにはかなり場所を食います(笑)。

 やっぱりRGキットはすごいです。1/144スケールの小ささの中に、これでもかとギミックが詰め込まれています。強度的にも第1弾のRGガンダムの頃と比べて向上しているような気がします(個人的感想です)。RGシリーズでおなじみの、細かく色分けされた装甲は控えめですが、翼や武器類にボリュームがあるので、お得感があります。
 今回の「アドバンスドMSジョイント」はフリーダム専用設計になっているようですが(ストライクフリーダムの腰周辺の構造には対応していないのではないかと思います。あと、金色フレームと強度の両立とか…)、ジャスティスのRG化には対応可能かもしれません。個人的にはこのフレームを採用した「RGシグー」が欲しいですが…。
 以上、「RGフリーダムガンダム」のサンプルレポートでした。

読者の皆様、ごめんなさい!m(− −)m

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 長い間、記事の更新をせずにブログを放置してしまい、読者の皆様にはたいへんご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。
m(− −)m

 今年の9月から、新しいブログ「かめっチの模型秘密道場(以下、『秘密道場』)」を始めました。当ブログ「ガンプラ秘密工場」ではやらなくなってしまったことやできなかったことを行なうために作ったブログです。他のジャンルの模型や完成品トイのカスタマイズを含め、実験的な部分が多い内容にしていこうという方針です。実際に始めてみると、「秘密工場」とは違ったネタや四コマ漫画などを記事にしていくのが楽しくて、ついつい「秘密道場」の方ばかりを更新するようになってしまいました。

 「秘密工場」の方が長く続けている分、たくさんの読者の皆様に来ていただいています。筆者はプレッシャーに弱く、失敗したところをたくさんの人に見られるのは恥ずかしいという気持ちが強いです。それで、本来はこちらに掲載するべき「HGUCドラッツェ」の製作記事を読者数の少ない「秘密道場」に掲載しました。モノアイの可動工作が失敗するのを恐れていたためです。さいわい、モノアイ可動にはなんとか成功したのですが…。いつの間にか、新ブログの方も「秘密工場」でやっていることとあまり変わらないという結果になってしまいました。

 新しいブログに力を入れるあまり、こちらの「秘密工場」の方はおろそかになってしまい、ついには長期の放置状態になってしまいました。いつも見に来てくださっている読者の皆様に、たいへん失礼なことをしてしまいました。本当に申し訳ございません。

 昨日いただいたコメントでそのことを気付かせていただきました。2011-12-29 09:41:48のUnknownさん、2011-12-29 20:25:51のUnknownさん、普段はROM専さん、ありがとうございました。m(− −)m

 今後は「秘密工場」と「秘密道場」、2つのブログの更新ペースのバランスを見直し、記事の内容もそれぞれのブログの違いを明確にしていこうと思っています。何度か、どちらかのブログを廃止するか、統合するかで悩みましたが、どちらのブログも筆者にとっては大切な、自分の子どものようなものです。両立するのは難しいとは思いますが、なんとか続けていこうと思います。

 読者の皆様、当ブログともども「かめっチの模型秘密道場」もよろしくお願いいたします。m(− −)m

 *みずぬーさん:HGUCジム改の製作記事も止まったままになっていて申し訳ございません。あのジム改には、ある企画のための実験台になってもらいつつ、少しずつアップデートを行なっています。近いうちにまとめて記事として公開する予定ですので、もうしばらく待っていてくださいね。m(− −)m

今年出会ったキットの中で…

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 今年も残すところあと数時間となりました。振り返ってみると、いろんな出来事があってブログの更新回数が非常に少ない1年でした。

 プラモ的には「ダンボール戦機」の大ヒットや、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還(←昨年でしたが)&スペースシャトル退役に関連した「宇宙もの」キットのブームとか、東京スカイツリーのキット発売などが目立ったところでしょうか。ガンプラ関連では「機動戦士ガンダムAGE」がスタートしましたが、やや盛り上がりに欠けるなぁというのが正直な感想です。

 今年もいろんなキットに出会うことができました。以前と比べると作る個数は減ってしまいましたが、それでもプラモ作りの楽しさを実感できました。そんな中で、筆者が今年いちばん作っていて楽しかったキットは…

 「HGUCドライセン」です。以前からリニューアル版のキットが欲しい、欲しいと思い続けてきたものの、キット化の機会が少ない「機動戦士ガンダムZZ」の登場MSということで、半ばあきらめていました。そこにOVA「機動戦士ガンダムUC」への出演という情報が来て、今年の最初の記事で「筆者は密かにドライセンやドーベンウルフのキット化も期待しています」と書いたのでした。
 そう記事に書いて1ヶ月も経たないうちにHGUCキット化の情報が!! うれしさのあまり、筆者はパソコンの前で小躍りしました。いや、小躍りは大げさでした。小さくガッツポーズしたぐらいだったような…。

 その後、光造形試作品の写真を見て不安になったり、完成見本写真を見て「やっぱりモノアイはシールだったか!」とため息をついたのですが、やはりキットを手にしてみるとうれしいものです。モノアイ部分の構造が他のドム系キットよりも退化していたり、やや作りが大味だったり、平手が付属していなかったりと、最近のキットにしてはツッコミどころが多いのですが、逆に考えると改造する余地を残してくれているような、作りごたえのあるキットだと思います。
 納得のいくまでじっくり作ることができ、有意義な時間を過ごすことができました。他にも魅力的なキットはたくさんありますが、個人的には今年のMVPはドライセンです。

 
 読者の皆さんは、今年どんなキットに出会ったでしょうか? 「今年一番楽しんだ・驚いた・感動した」というキットがあれば、コメント欄に気楽に書き込んでください。今年発売されたものでなくても構いません。メーカー・ジャンルも問いません。(票の集計とかは実施しません)
 いただいたコメントの中から、気になったキットがあれば作ってみたいと思います。どうぞよろしくお願いします!

 それでは皆さん、良いお年を…!  

毎年恒例「今年は何が出るかな?」改め「コレが欲しいぞ!!」2012年版

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 読者の皆様、新年あけましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします。
 m(− −)m

 毎年、お正月の記事では今後発売されるであろうガンプラの予想&個人的希望を書いていますが、ここ数年は予想をはるかに上回るアイテムが発売されたり(HGUCデルタガンダムの発表はビックリしました)、予想が的中を狙いすぎて面白みの無いものだったりするので、今年からは個人的希望をメインにして書きます。
 「コレが欲しい!!」という願いが強くて具体的であればあるほど、模型の神様も聞き入れてくださるかもしれませんので…。

 ・HGUCベースジャバー(「Zガンダム」版):昨年は「ビルダーズパーツ」の「システムベース」や「システムウェポン」といった、モビルスーツの周辺アイテムが発売されたり、「MGフルアーマーユニコーンガンダムver.Ka.」のボーナスパーツ組み換えによる94式ベースジャバーや「HGFCマスターガンダム&風雲再起」のモビルホースといった「ロボットの乗り物」がキット化されました。
 こうなると欲しくなってくるのが「ド・ダイYS」とか「ベースジャバー」とか「ゲター」といったサブフライトシステムです。大型の機体が多いですが、凝ったパーツ分割ではなく、風雲再起のようなシンプルな構成(モナカで良いと思います)で充分OKですので、できるだけ価格を抑えていただければ良いなぁと思います。
 欲を言えば、クリアー成形されたディスプレイスタンドが同梱されていればさらに良いですねぇ(←価格が上がるでしょ! アクションベース対応でもOKです)。

 ・「MGトールギス」のバリエーションキットで「MGリーオー フル武装セット」:筆者が長年待ち望んでいるのが「リーオー」のキット化です。これにはまずトールギスがMG化されることが前提になってきます。リーオーが先にMG化されることはまず無いと思いますので…(笑)。
 コミックや小説などで外伝ストーリーが展開され、「エンドレスワルツ」版のガンダムたちが順当にMGキット化されている今がトールギスMGキット化の最良のタイミングだと思います。昨年末の「MGver.Ka.」はトールギスが来ると思っていたのですが、見事に外れました(汗)。
 設定上、リーオーとトールギスは機体サイズが違うのですが、カトキ氏によるとスネの長さを変えるだけでフレームは流用可能だそうです。同じフレームでメリクリウス/ヴァイエイト、ビルゴ/ビルゴ?もMG化されないかなぁと、夢が広がります。
 リーオー系は武装や機体バリエーションが豊富なので、バリエーションキットのネタに困ることも無いはずです。ブント軍の旧型リーオーはプレミアムバンダイの通販限定商品で発売されたりして…。
 おそらくMGトールギスにはビームライフルは付属しないと思うのですが、リーオーに付属していればオープニングの1シーンも再現できます(ウイングガンダムの左腕をビームサーベルで斬り落としてからドーバーガンに持ち換えて、ガンダムの顔面に直撃させる時に、ビームライフルを左手に持っています。主役メカがオープニングでダメージを受けるという珍しい例です)。

 ・HGFCのガンダムマックスター・ガンダムローズ・ボルトガンダム・ドラゴンガンダム:1年に1作ペースでもいいので、シャッフル同盟を揃えさせてください(笑)。
 実はガンダムマックスターの頭部&ボディにはガンダムAGE-1タイタスの腕と脚が似合うと密かに思っています。マックスターがHGFC化したら、さっそくゲイジング!!

 ・HGAWでベルディゴとかフェブラルとか:…気長に待ってます。

 とりあえず、こんな感じでしょうか。あと、「ガンダムUC」関連でジオン残党軍のMSがHGUCジュアッグの後に続いてくれれば言うことなしですねぇ♪

 *秘密道場の方では、同様のネタとして道具・材料についてを記事にしています。こちらも見に来てくださいね〜♪

あのキットは今…(HGUCジム改・番外編)

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 今回は… 

 ハセガワさんのTFシリーズ「偏光フィニッシュ ブラウン〜シアン」の貼り付け実験を行ないました。当ブログや秘密道場でも何度か話題にしている「曲面追従シート」シリーズの一つですが、この商品は「平面専用」で、曲面にはなじまないそうです。残念…(汗)。
 この「偏光フィニッシュ」は、貼り付ける下地の色や光の当たり方によって茶色から青っぽい色に色が変わって見えるという特性を持ったフィルムです。シャボン玉のような光り方というか、宇宙服のバイザーとかカメラやスコープのレンズのコーティングとか、そんな感じの質感になりそうです。
 前から使ってみたかったのですが、微妙に値が張る(HGUCの標準サイズMSのキット1個分ぐらい→ついついキット購入を優先してしまう)ので、なかなか手が出せませんでした。
 しかしパッケージを見てみると、どうやら限定生産品のようです。機会を逃すと手に入らなくなるかもしれないので、購入に踏み切りました。

 
 写真左:実験台になってもらったのは、HGUCジム改です。実験台になってもらいつつ、アップデートしていきます。顔面のバイザー部分に「偏光フィニッシュを貼ります。
 写真右:頭部を分解した状態。クリアーグリーンのバイザー単体ではシートを貼り付けにくそうなので、後頭部にセットしたまま作業します。
 バイザーが微妙に三次曲面になっているのが、ちょっと不安です(汗)。「平面専用」のシートを、シワを作ることなく貼り付けられるのか!?

 
 貴重な(?)シートですので、できるだけ小さく切ったものを貼ることにしました。上の2枚の写真のように、見る角度によっても色が変わります。下地が黒っぽい色の場合は茶色に、白っぽい色の場合は青く見えるそうです。はたしてクリアーグリーンのバイザーに貼った場合はどんな色になるのか、ちょっと想像できません。


 「いくら平面専用でも、多少は融通がきくだろう」と思って貼ってみましたが、現実は甘くなかったです。上下方向にも微妙にカーブを描くバイザーの曲面にシートがついてこられず、大きなシワが出来てしまいました(汗)。

 
 「ええい、引っ張りが足りなかったか!」
 材料をケチったために失敗することが多い筆者のことです。シートを切り出す寸法が小さかったため、キレイに伸ばして貼ることができなかったのかもと思い、やや大きめにシートを切り出して再挑戦しました。
 どうしてもシワが出来てしまいますが、できるだけ小さいシワにして、そのシワを目立たないところに持ってこられれば成功ではないかと…。
 しかし現実は甘くなかった! やっぱりシワが…(汗)。


 小さなシワが出来てしまいましたが、とりあえずヘルメット前側装甲にバイザーを軽くセットしてみました。この状態だと「偏光フィニッシュ」の効果が分かりにくいのですが…。


 頭部を組み立て、バイザーの内部に暗いところが出来てみると、ギラッと茶色というかオレンジ色に光る部分が! なんとも複雑な色合いでカッコエエ!!
 雑誌作例などでジム系MSのバイザーにオーロラフィルムなどを貼っているのを見ることは多いですが、実際に自分で貼ってみて間近で見ると、ちょっと感動しますよ!
 色が変わって見える以外にも、半分透けた鏡のような感じに見えるという効果もあります。内部が透けて見えないと思いきや、角度によっては内部のカメラのモールドもちゃんと見えます。
 これはジム系の機体全部に貼り付けたくなりますねぇ。とはいえ、今のままではシワが出来たままです。今日はここまでですが、後日リターンマッチをします。バイザーを、単に平面を曲げたようなカーブになるように削れば、貼る時にあまりシワが出来ないはずですので…。

 *「今年出会ったキットの中で」「コレが欲しいぞ!」の記事にコメントしてくださったカミーユ・ビダンさん、にあさん、しゅんさん、ASAHII@さん、yanakaさん、剣時さん、DUDEAKATOREIさん、SYONさん、ろせむくさん、ザーコさん、よしいさん、ありがとうございます! m(− −)m

昨日の続きですが…

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 昨日は「平面専用」のシートを無理矢理曲面構成のバイザーに貼ってしまったため、シートにシワが出来てしまいました。
 今回はバイザー自体の形状を変更してシートを貼りやすくしてから挑みました。

 キットのバイザーは上下方向(矢印で示した方向)にもゆるやかなカーブがかかっています。そのため、全体的には三次曲面になっています。
 そこで、バイザーの表面全体にヤスリ掛けを行い、上下方向のカーブをなくしました。顔面のパーツとの間にすき間が出来ないように気を付けながら削ります。極端にいえば、球に近い面構成から筒に近い面構成へと変えることになります。
 ヤスリ掛けが終わってから、耐水ペーパーを徐々に目の細かいものに変えながら表面を整えました。
 その後、セロハンテープを試しにバイザー表面に貼って、シワが寄らずに貼れるかを確認しました。

 
 バイザー表面にホコリなどが付着していないか確認してから、「偏光フィニッシュ」シートを貼り付けます。今度はほとんどシワが寄らずに貼れました。
 余分な部分はニッパーやデザインナイフで切り取りました。パーツの端からはみ出したシール類を切り取る時にはニッパーが意外と便利なのですが、粘着剤が強いものを切ると切れ味が悪くなるので、あまりオススメできません(←じゃあ書くなよ!)。 

 
 写真左:以前からHGUCキットのミキシングビルドで1/144スケールの「ガンダムVer.Ka」を作りたいと思っているのですが、参考のため雑誌作例やいろんなサイトさんの記事を読んでいると、パワードジム系は爪先をカットするのが良いらしいということが分かりました。いわれてみれば、キットの爪先はちょっと先が細くなりすぎているような気がします。
 そこで、塗装せずに済む範囲で爪先を短く削ってみました。写真では分かりにくいですが、かなり効果があります。
 写真右:パーツの爪先の肉厚が0.5ミリぐらいになるまで削りました。


 設定画と見比べると、アンクルアーマー側面の下側の辺の比率がちょっと違うような気がしたので(キットは黄色い矢印で示した部分が長い)、ピンクの線で示した部分でカットしました。


 加工が済んだ足です。ベージュ色の足の甲にふくらんだカーブがありますが、ここも削っておいた方が良さそうですねぇ。カトキスリッパはやっぱり難しい…(汗)。
 …と思ったら、アンクルアーマーをカットした部分のC面取りをするのを忘れていました(カッコ悪いなぁ…:汗)。


 このジム改、「Ver.Kaミキシングビルド計画」の実験台に使っていたのでずっと分解した状態になっていました。そのため久しぶりに組み立ててみると足りないブロックが何個か…(汗)。今回の記事のためにあわてて探し、なんとか復元できました。でもシールドのジョイントなんかはパーツ取り用の予備キットからもらってきていたりします。代わりに、行方不明になっていたHGUC陸戦ガンダムのシールドジョイントが見付かりましたが(笑)。

 *ジム改の製作記事が中断した後に作業していた頃の写真の発掘に成功しました(誤って消去してしまったかと思っていました)。ようやく製作記事を正式に再開できそうです。

HGUCジム改(その5?)

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 *今回は2010年9月19日の記事の続きです。諸事情により中断していたHGUCジム改の製作記事を再開します。

 *今回の記事に登場する股関節フレームの改造は、2010年の10月に行なったものです。そのため、昨年7月の記事よりも写真が古いです。細かいところはあまり覚えていないのですが、なんとか思い出しながら書きます。

 実は、前回にあたる「その4」の記事に、ある読者の方からいただいたコメントで、ちょっとムカついたりヘコんだりしました。それで股関節フレームを作り直したのですが、ジム改の記事の続きを書くこと自体がイヤになっていて、長いこと放置していました。 

 先日、みずぬーさんから「ジム改の記事の再開を心から待ってます」というコメントをいただきました。長らくお待たせいたしましたが、続きをお送りします。

 「失敗」という評価をいただいた腰フレームでは、股関節周辺をいったん切断して、そのまま位置を下げていたため、フレームの底面に大きな凸部が出来てしまいました。今度は凸部を作ることなく股関節軸を下に下げる必要があります。
 今回は楽な加工を目指すのではなく、極力不自然に見えないようにすることを目指します。

 改造の効果が分かるようになるまで股関節を下げると、腰フレームの底面から股関節軸がはみ出してしまいます。そうなると強度は低下し、見た目も悪くなります。これは仕方ないです。もし、その問題をクリアできる方法があるなら…と考えているうちに思い当たったのが、戦車の転輪のトーションバー式サスペンションです。

 写真は海洋堂さんから出ていた食玩「ワールドタンク・ミュージアム」の1/144戦車です。車種は忘れました(汗)。車体の底面の両側部から、転輪につながるスイングアームが斜め下に向かって伸びています。   
 モビルスーツの股関節と戦車のサスペンションが同じ構造であるわけがないことは百も承知ですが、現実のメカの構造を参考にすることによって「何か意味がありそうな形」にできるかなぁと…。
 

 まず、腰フレームから股関節軸周辺を切り取ります。エッチングソー(ノコギリ)で切り取りました。

  
 写真左:切り取った股関節軸周辺部を、軸の生えた板2枚に切り分けます。
 写真中:板の裏面を平らに削り、2つのパーツを瞬間接着剤で仮止めします。この時、股関節軸の位置はそろえておきます。
 写真右:板の部分をヤスリなどで削って整形します。

 
 写真左:2つのパーツの間にナイフの刃を差し込み、パキッと分離します。
 写真右:分離するタイミングを間違えました(汗)。分離する前に、板の部分に直径3ミリの穴を開けておきます。分離した後に穴を開けようとすると、高い確率で穴の位置がズレてしまいますので…。
 この穴が、腰フレームに取り付ける時、位置決めの目安になります。


 軸周辺を切り取った腰フレーム本体は、欠けた部分をプラ板で補っておきます。スタンドベースに取り付けるための穴はふさいでしまいました。しまった…(汗)。

 
 腰フレームに両面テープで股関節パーツを貼り付け、位置決めをします。
 キットのボールジョイントの位置よりもやや前寄りにします。股関節軸を少し前に移動させると、太ももが腰後ろスカートアーマーに干渉するのを改善できますし、多少は脚が長く見える効果があります。
 さらに、股関節軸付け根の板部分の厚みがスペーサーとなって、ボールの位置が約1ミリ外側に移動しました。太ももと腰アーマー類の位置関係が良い感じになると思いますし、ごくわずかですが脚が長く見える効果も期待できます。


 位置が決定したら、股関節パーツに開けた3ミリ穴の中心で腰フレームに印を付け、印に下穴を開けて3ミリのドリルで貫通させます。

 
 3ミリのABS樹脂ランナーを穴に差し込み、股関節パーツをランナーに通します。この状態で股関節パーツをランナーだけに接着すると、スイングアームが可動するようになります。ここ数年のMGクラスのキットでよく見られる、股関節のスイング移動機構に近い効果が得られます(左右独立ではありませんが)。しかし、可動部の保持力が持続しそうにないため、スイングアームの角度を決めてから股関節パーツをベッタリと瞬間接着剤で接着しました。


 ランナーを短く切り、切り口を整形してディテールとして活用します。このランナーはできるだけ短く切らないと、太ももに干渉してしまいます。


 腰フレーム全体をタミヤアクリルの「ダークグレイ」で塗装しました。



 左から、キットの無加工状態、「失敗」フレーム、今回のフレームです。結局、ボールジョイントの位置はどれだけ移動したか正確には覚えていませんが、昨年7月23日の記事には「ギリギリまで股関節軸の位置を下げました。ついでに軸位置を約1ミリ外側、1.5〜2ミリ前側に移動しています。パワード・ジム系キットの身長はやや低めですので、2ミリ程度なら脚の延長を行なっても大丈夫です。これもHGUCのパワード・ジム、ジム・ストライカー、ジム改共通で使える方法です」と書いてありました。上下方向の移動がどれだけだったかが書いてない…(汗)。以前書いた文章から察するに、たぶん2ミリぐらいです。



 股関節位置の移動改造が終わった状態です。
 ちょうどこの時期はRGガンダムを組み立てた後の感動が残っていた頃でした。それで、胸の前面や上面にRGガンダムや実物大ガンダムを意識したディテールを、細かく切ったシールを貼って再現していました。今から思うと、何をやっていたのかとツッコミたくなるようなことを…(笑)。

 この後、昨年7月23日の記事で紹介したひじ関節の加工を経て、現在(一昨日の記事の状態)に至ります。これでやっとつながりました。ジム改は手の加え甲斐があるキットです。まだ完成には至っていないと思っていますので、今後も製作の続きがあるかもしれません。
 理由はどうあれ、製作記事を中断するもんではないなぁと反省しています。過去に行なった改修内容を忘れてしまいますし、続きを作るモチベーションを維持できなかったりしますので…。今まで、中断したまま続行できなくなってしまったネタがどれだけあったやら…(汗:読者の皆様、ごめんなさい)。
 ジムカスタムの続きもやらなければいけませんねぇ…(汗)。

RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画(その1)

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 長年温め続けてきた「HGUCのガンダム・ジム系キットのパーツを利用してできるだけ楽にカトキ版RX−78ガンダムをミキシングビルドする計画」、略して「RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画」を開始します。
 昨年7月の記事のラストで「HGUCジムIIが発売されるまで、この企画は待った方が良いのかも…」と書きました。
 とりあえずジムIIは発売されたものの、期待したもの(「機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス」に掲載されたジムII。ひざアーマー以外の脚はほぼそのままガンダムVer.Kaと同じデザインでした)とはやや違うものでした。
 ジムIIの脚が使えないのは残念ですが、昨年のHGUCジム系キットのラッシュで、ガンダムVer.Kaに使えそうなパーツはだいたい出揃ったようです。

 もしバンダイさんがHGUCで「ガンダムVer.Ka」を出してくれたらかなり売れると思うのですが、ここ数年は1/144のRX−78キットがけっこう発売されていますし(RGとかG30thとか)、次に1/144でRX−78がキット化されるとしたら、アニメ化が進行中の「THE ORIGIN」版ガンダムになると思います。当分、1/144のガンダムVer.Kaは発売されないでしょう。
 となると、今から作っている最中にキットが発売されて「今までの苦労はいったい…」ということにもならないはずです。いや、いわゆる「キット化のための願掛けモデリング」になってもかまいません!(笑)。

 では製作に入る前に、気になっていた足の部分、いわゆる「カトキスリッパ」についてちょっと考えてみます。
 カトキスリッパに使えそうなキットとしては、HGUCのパワード・ジム(ジム改も同型)、ジム・クゥエル、ジム・カスタム、ジムIII(ジムIIも同型)が挙げられます。比較検討した結果、最新版といえるジムIIIの足を使う案が有力になりました。一時はクゥエルの足を使う案もありましたが…。クゥエルの足は一見使えそうにないのですが、つま先付近を手直しすると結構イケます。実は可動面でも有利だったりします。これについては機会があれば、何かの形でお話ししたいです。


 最新版のカトキスリッパであるジムIIIの足です。パッと見は良さげですが、設定画と見比べるとけっこう違います。足の裏のディテールもアレですし(笑)。
 一番の問題点は、つま先の緑色の部分の長さと足の甲の白い部分との比率です。明らかに緑色の部分のほうが勝っています。


 画像加工で、足の甲の切り欠きを少し埋めてみました。この状態にしようとすると、足首フレームを加工する必要があります。場合によってはつま先の可動(スリッパを履いた足のような可動)をつぶしてしまうことになるかもしれません。
 この状態で、緑色の部分と白い部分の比率は同じぐらいです。


 左から設定画、画像加工した写真、キットのままの写真です。設定画(MGキット用の新バージョン)では、足の甲の白い部分がつま先の赤い部分に完全に勝っています。というか、全体のバランスがかなり別物っぽい(汗)。
 ここはあまり設定画をじっくり見ないで作るのが正解でしょうねぇ。設定画を再現しようとすると、かなり面倒なことになりそうです。


 ジムIIIの脚を使った場合の、ふくらはぎから下の改造プランを画像加工で検討してみました。
 すね下側の後ろ半分は、ジム改かパワード・ジムのものを移植する予定です。ジムIIの脚が期待通りのものだったら、こんな改造する必要なかったのに…。
 
 あと、アンクルアーマーの位置が低すぎるような気がしたので、アンクルアーマーの取り付け位置を約1ミリ上に移動させました。かかとの上の白い部分が低すぎるため、約1ミリ分厚くします。
 また、設定画と比べてかかとが前後に長く、つま先とかかとの比率が違うような気がしたので、アンクルアーマーの位置を約1ミリ後ろにずらしました。

 写真を画像加工するのはすぐにできるのですが、実際に改造するとなるとちょっと面倒くさそうですねぇ…(汗)。


 追記:「ジム?(II)」「ジム?(III)」の数字部分が機種依存文字とのご指摘をいただきました。
2012-01-08 00:46:34のUnknownさん、ありがとうございます。修正してみましたが、読めるようになったかどうかは確認できません。…ひょっとして、ブログ開始以来ぜんぜん気づかずに機種依存文字を使っていたかも(汗)。

 2012-01-08 00:07:27のUnknownさん、コメントありがとうございます。ジムカスタムの足についてはまた後日、「カトキスリッパ選考会」の記事(仮称)で触れたいと思います。お楽しみに!

HGUCカトキスリッパ選考会(RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画・その2)

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 今回は「RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画」の中でも重要なパートを占める足の部分、いわゆる「カトキスリッパ」についての話です。カトキハジメ氏が描くガンダムは、爪先が反った独特の形状をしています。この足を立体的に解釈するのは意外と難しいようで、プラモ化されている「カトキスリッパ」はどれも微妙に解釈が異なっています。しかも、どれも一長一短で、「これがベスト!」というものはいまだに出てきていないような気がします。
 その中で、どのキットの足を使うのがいちばん楽に設定画のイメージに近くできるかを考えてみます。実は去年の夏から何度も同じことを考えてきたのですが、今のところ結論が出ていません。前回の記事では「ジムIIIの足を使う案が有力」と書きましたが、設定画と見比べてみるとかなり違うのが分かってしまい…(汗)。

 まずは選考の基準となる設定画から。 


 新設定となる「MGキット開発用画稿」です。



 こちらは「ガンダムセンチネル0079」版設定画です。

 *この「RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画」では、どちらの設定画を再現するかは明確には決めていません。それぞれの設定画に好きなところがあるため、新旧設定画の折衷案的な感じで行こうと思っています。というか、できるだけキットのパーツの形状を活かして作ろうと思っているため、最終的には「バンダイさんが新製品として発売したらこんな感じ?」というところを狙ってみようかと思います。

 では、エントリーナンバー1番、「HGUCジム改」です。「HGUCパワード・ジム」系キットの中で、「RX−78Ver.Ka」にいちばん向いているキットです。
 
 低く構えた爪先と、くるぶしの大きなマルイチが特徴です。この写真のものはアキレス腱部分にカバーを取り付けたり、つま先の先端やアンクルカバーの下側を削ってあります。

 エントリーナンバー2番、「HGUCジム・クゥエル」です。「HGUCヘイズル」系のキットの中で…(以下、同文)
 
 藤岡建機氏デザインの「ガンダムTR-1ヘイズル」がベースになっているため、爪先が独特な形状になっています。かかとはいい感じです。写真のものはアンクルアーマーを2.5ミリほど幅詰めしています。  

 エントリーナンバー3番、「HGUCジム・カスタム」です。同系統の「HGUCジム・キャノンII」のものは爪先が長すぎるため、選考からは除外しました。
 
 なかなか味わい深い造形だと思います。足の甲と靴底との境目のカーブした部分が、設定画のイメージにいちばん近いかも。逆に、前回の記事で話題にした足の甲の長さはいちばん短いです。

 エントリーナンバー4番、「HGUCジムIII」です。「HGUCジムII」も同じ形状です。

 唯一、足首関節の構造が異なります。かかとの形状にやや難ありだと思います。パッと見のイメージはかなり良いのですが…。

 次はサイドビューです。

 カトキ氏によるMG開発用画稿です。

 
 
 爪先の反り具合、爪先とかかとの比率、かかとの厚み、マルイチの位置など、いろいろとチェックすべきところがあります。こうして見てみると、ジム改の足はジム・コマンドっぽいような気が…。


 前から見たところです。設定上、ジム・カスタムの爪先には凹モールドがありません。クゥエルの爪先がすごく長いです(汗)。


 後ろから見たところ。ジム改のかかとは、後方に向かってかなり絞り込まれています。実は後ろ側でいちばん設定画に近いのはクゥエルなのでは…?(汗)。

 足の裏比較。

 それぞれ、ディテールに個性がありますねぇ。足の裏はジム・カスタムがいちばんだと思います。ジムIIIの足裏パターンは、アニメの設定画に近いとはいえ、ちょっと寂しいですねぇ。


 カトキ氏による、旧「HGガンダム」の説明書イラストです。ジム・カスタムが近いですねぇ。あと、ギリギリでクゥエルも…。

 トータルで考えると、クゥエルを使うのがいちばん楽かなぁと思いました。爪先とかかとのバランスが決め手となりました。

 …という選考会を夏にもやっていまして、結局「クゥエルの爪先を修正するのがいちばん楽かなぁ」と思って作った試作品です。↓

 爪先と足の甲の比率を変えたり、爪先の裏側を削って角度を変更したりしています。改造したところの色をそろえるのと、形状を把握しやすいようにするためシルバーで塗ってあります。


 実はクゥエルには他のキットには無い利点があります。足首関節フレームのマルイチ基部が干渉するところを削ってやると、多少見た目は悪くなりますが可動範囲が増えるんです。

 
 足首関節とアンクルアーマーが傾いた、新設定画のような状態を再現することもできます。もちろん接地性も抜群です。

 
 写真左:クゥエルの足・改の色を画像加工でガンダム色にしてみました。こうして見ると、爪先側面のカーブがきつく(上を向きすぎ)、爪先底面もまだまだ急角度です。
 写真右:ちょっと修整してみました。はたして爪先の底をこれだけ削って角度を変えても大丈夫かどうかは疑問ですが(パーツの肉厚の関係で)、できればこんな感じにしたいです。
 それにしても、かなり直線的というか四角いですねぇ。他のパーツと組み合わせたときのバランスがちょっと不安です…(汗)。

RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画(その3)

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 不定期連載といいつつ、3回連続で記事を書いています。実は今、部屋の掃除中でキットのパーツがあちこちに散らばっていて製作が中断しているものがいろいろありまして…(汗:「秘密道場」に関連記事あり)。それで、パーツがそろっているVer.Ka計画だけでも進行しておこうかと…。

 今回は頭部の加工です。

 顔は「HGUCガンダムNT−1」のものを使用します。マスクの形状とかクマドリの短さとか目つきがかなりイメージ(個人的なものですが)に近いと思います。
 裏面のはめ込み用の突起を切り取った以外はほぼそのまま使用する予定です。ただ、マスクの表面に傷というか凹みがありますので、その辺は修正する必要がありそうです。

 ヘルメットはどのキットを使うか悩みました。アレックスのトサカと側面のダクトを修正してヒサシを付けるか、HGUCガンダムのものを小型化するか、G30thのものを形状変更するか…(RGはもったいないので候補から外しました)。
 結局、HGUCガンダムのものをベースにすることにしました。胸部はジムカスタムのものを使うので、それに対してヘルメットがやや大きめだとは思いますが、まあ許容範囲内かなぁとも思います。


 まずはアンテナ基部の赤い五角形の上側を削って低くします。アンテナは今のところ裏側の安全用突起(フラッグ)を削り落としただけです。


 ヘルメットは頬当ての部分が下に向かって末広がりになるように形状変更しなければなりません。ここを直さないと、HGUCガンダムを引きずったままのヘルメットになってしまうと思います。方法はいろいろ考えましたが、こめかみにあたる部分の裏側にナイフで切れ目を入れて、パーツが割れない程度に力を加えて強引に曲げました。
 写真左側が改造後です。パーツの裏側、側頭部の丸い部分とダクトの境目に切れ込みが入っているのが見えると思います。あと、仮組みと分解を繰り返しやすいように、はめ込みピンを斜めに切ってあります。


 写真左が改造後の状態です。頬当てが薄いので、ダクト(通称・「もみあげダクト」?)を設けるスペースが足りません。内側にプラ板を貼って厚みを増そうと思うのですが、プラ板を0.3ミリにするか0.5ミリにするかで検討中です。

 
 左が改造後です。トサカのメインカメラは大きくて前に突き出しているので、ワクの部分を削って平らにし、その平らにした面を彫り込んでみました。こういう部分の仕上げにはガイアノーツさんの「スーパースティック砥石」があると便利でしょうねぇ。作業中、「スーパースティック砥石欲しい〜!!」と思いながら、爪楊枝に耐水ペーパーを貼ったもので仕上げていました。


 ヘルメットの後頭部です。左側が改造後です。顔の部分を取り付けるための受け部分が邪魔なので、削りました。えらく雑ですが…(汗)。


 ヘルメット後ろの、襟足の部分をカットしました。

 
 「センチネル0079」版ガンダムの頭部で特徴的なのが、ガンダムMk−IIに近い面構成です(実際のMk−IIとはかなり違うのですが、なんとなく「Mk−IIっぽい」というイメージが…)。特に後頭部側は下に向かってすぼまった形が印象的なので、パーツの肉厚が許す範囲内で削り込みました。
 それにしてもこの後頭部、「センチネル0079」版、MG版のどちらとも違う感じですねぇ。ステイメンの後頭部にした方が良いかも…。

 今日はここまでです。さて、部屋の掃除を…と思ったら、あともうちょっとで寝る時間(汗)。しまった…。

 トモヤさんからいただいたコメント「最新のGFFの画稿も参考にしてみては如何でしょうか」ということで、GFFの設定画を見てみました。カッコエエ〜!! MG版画稿とアングルが違うだけかなぁと思っていたのですが、改めてよく見るとプロポーションがかなり違うようです。こちらも参考にしてみます。 

RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画(その4)

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 「RX−78Ver.Kaミキシングビルド計画(長いので今後の記事内では『Ver.Ka計画』と省略します)」で使用するパーツを発表します。この計画のために長い間少しずつ買いためてきたキットがようやくそろいましたので…。

 関節パーツやポリキャップまで含めると膨大な数になってしまうため、主に装甲パーツを並べてあります。
 やっぱり写真が小さいですねぇ。当ブログで掲載できる画像サイズはこれぐらいが限度です(泣)。もう少し大きいサイズの画像は秘密道場の方に貼る予定です。
 今までは組み立てが終わったジム系キットのパーツをもぎ取って組み合わせ、様子を見てきましたが、この計画用に新たに用意したパーツを並べると、やっぱりテンションが上がります。映画やドラマの「配役決定!」とか「制作発表」みたいなノリですね。
 パーツは全てHGUC(「G30th」のみHG)シリーズのキットから取っています。

 頭部…ヘルメット&アンテナ:ガンダム
     顔:ガンダムNT−1
 胸部…本体:ジムカスタム
     コクピットブロック:ジム改
     ダクト:ジムストライカー
     ランドセル…本体:ジム改
     ビームサーベルホルダー:パワードジム
 腕部…本体:パワードジム
     手首:MP−1ランナー(ジム改のものを使用)
 腰部…フンドシ部:ジムカスタム
     フロントアーマー:ジム改
     サイドアーマー&ヘリウムコントロールコア(黄色い四角):パワードジム
     リアアーマー:ジムストライカー
 脚部…太もも〜すね:ジムIII
     足&アンクルアーマー:ジムクゥエル
     ひざアーマー:ガンダム
     すね後部:パワードジム
 ビームライフル:G30th
 シールド:パワードジム
 ハイパーバズーカ:G30th

 「…いったい何個イチで作るねん、オッサン!! 『ミキシングビルド』って、多くても5個イチぐらいまでやろ! これならMGのVer.Ka買って改造してる方がずっと安上がりだろ!!」(筆者の善の心の声)

 「…すんません、反省してます。でも『キットのパーツをできるだけ活かして、楽をしよう』というコンセプトだと、こうなってしまうんです、はい。モールドを彫るのが面倒くさいので採用したパーツもあります(笑)。筆者は『複製』はできません。ニオイがキツいらしいので…。あと、この計画は1/144スケールというのが重要で、MGになると、話が違う方向に行っ…」(筆者の心の中の悪・ダークかめっチの声)

 善の心「ええい、黙れ! この計画でどれだけのキットを犠牲にしてしまうのか!?」

 ダークかめっチ「お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているのか?」

 善の心「セリフをパクるなぁーーーー!!」

 ダークかめっチ「おう、かかって来いやあ!!」

 …数分後。(両方ともスタミナが無い)

 善の心「いやぁ、やるなぁお前。いいパンチだったぜ」
 ダークかめっチ「あんたもな…。夕日がキレイだぜ。お、一番星見っけ!」

 善の心「まあ、お前さんが1/144スケールでVer.Kaが欲しいというのは分からんでもない」
 ダークかめっチ「へへっ、そうだろ? それに、さっきあんたが言ってた『犠牲』のことやけど、ちゃあんと考えてるんやで!」
 善の心「何それ、なんかええことあるん?」

 ダークかめっチ「え〜、この計画で余ったパーツで、脚をスリム化したジムクゥエルが作れます」
 善の心「ほう、それから?」
 
 ダークかめっチ「…それだけ」

 善の心「それだけしか考えてないのか! この計画でどれだけのキットを犠牲にしてしまうんじゃーーー!」

 ダークかめっチ「お前は今までに食ったパンの枚数を覚えているのかーーーー?」

 善の心「何度も、他人のセリフをパクるなぁーーーー!!」

 ダークかめっチ「あんたの動きは見切った!! もう負ける気はしねぇぜ!!」

 善の心「こ、これがダークかめっチの、チカラか…!!」

 …エンドレス。



 善の心「とりあえず、だいぶ前に店長からもらった『ワグテイル改造パーツ』とジム改の余りでワグテイル作ってみたら?」

 ダークかめっチ「考えときます…」

 
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